家を売る時にこれだけはやってはダメなこと!5選

家を売りたい!できれば高く早く売りたい!でも、何から始めればいいのか分からない…。

そんな方に家を売る時にやってはダメなことをご紹介します。

事前に何も調べない

「実際に買い手を見つけてくれるのは不動産業者だから自分では何も調べない」というのでは、スムーズな売却は望めません。

最低限、一般的な相場や、簡単な不動産仲介の仕組みについては知っておきましょう。

売却相場を知らない

家を売る時には不動産会社に査定を依頼しますが、その査定価格は本当に妥当な額なのでしょうか?

市場価格よりはるかに高い金額だとなかなか買い手が見つかりませんし、低すぎると損をしてしまいますよね。事前に自分で相場を調べていれば「何故そんなに高く売り出せるのか?」「何故そんなに低い額でしか売り出せないのか?」など質問をして、納得のいく価格で売り出すことができます。

提示された価格を「そんなもんか」とそのまま鵜呑みにしていては、良い買い手を見つけるチャンスを逃してしまうかもしれません。

自分の家はどのくらいの価値があるのか事前に相場を調べておくことが大切です。

仲介と買取の違いを知らない

不動産を売る方法は大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った売り方を選びましょう。

【仲介】

買い手である個人や企業を不動産会社が見つける方法です。成約金額が高額になりやすい反面、買取よりも成約までの期間が長くなります。また、不動産会社に仲介手数料を支払わなければなりません。

【買取】

不動産会社が直接買い取る方法です。すぐに現金化でき仲介手数料もかかりませんが、成約価格は仲介に比べて低くなるのが一般的です。

3つの媒介契約の違いを知らなしない

仲介で家を売る場合は不動産業者と媒介契約を結びますが、この媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つの方法があります。

この違いを理解しないまま契約をしてしまうと、後で困ることも。例えば「専属専任媒介契約」を結んだ場合は、知り合いが買いたいと申し出てくれたとしても契約を結んだ不動産会社が見つけた相手以外に売ることができません。(※「専属専任媒介契約」は3ヶ月を超えて契約することができませんので、契約終了後なら自分で見つけた相手に売ることができます)

一方で、「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」には不動産業界のネットワークシステム「レインズ」への登録義務があったり、売主への報告義務があったりするので、積極的な売却活動が見込めます。

一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
依頼できる会社複数社1社のみ1社のみ
自分で見つけた相手との取引不可
レインズの登録任意7営業日以内に登録5営業日以内に登録
活動報告任意2週間に1度以上1週間に1度以上

 

不動産会社を慎重に選ばない

売却の仲介を依頼する不動産会社はどこでも同じ?ではありません!

1社だけ見て選ぶ

家を売りたい時には複数の不動産会社に査定を依頼するのが基本です。

同じ物件についての査定でも不動産会社によって価格に違いがありますし、どういったエリアや物件に強い会社なのか、営業マンの人となりなど、見るべきところは沢山あります。大切な不動産を任せるのですから複数の会社を比べて慎重に選びましょう。

査定額の一番高い不動産会社を選ぶ

「査定価格が高い」という理由だけで不動産会社を選んではいけません。

売却相場を知らないの項でも述べたように、高い査定額を提示した会社が良い不動産会社とは限りません。契約を取りたいためだけに売却が難しいような高い額を提示している場合もあります。逆に査定額が高い根拠をきちんと示してくれるのであれば納得して任せることができるでしょう。

他社に比べて高い査定額を示した不動産会社には、その理由を聞いてみてください。

住宅ローンに無関心

住宅ローンの残った家を売ろうとするときには、ローンについてしっかりと理解しておかなくてはなりません。

ローン残高を確認しない

住宅ローンが残っている家を売ろうとする場合、その額を知らないと売却計画の立てようがありません。

売却金額だけで住宅ローンの残債を返済できるのか?買い替えの場合はその資金が準備できるのか?先ずは住宅ローンの残高を確認することが不動産売却の第一歩です。

借入先の金融機関から毎年送られてくる残高証明書が手元にない場合は、再発行してもらいましょう。金融機関によってはWebサイトから確認できる場合もあります。

住宅ローンを借り入れている金融機関に相談しない

住宅ローンを完済していない家には「抵当権」が付いています。抵当権とは、簡単に言と「お金が返せなければ、担保となっている家で払ってもらいますよ!」という権利です。

この「抵当権」を抹消しなければ原則として引き渡しができません。

自己資金や売却金額でローンを一括返済したうえで「抵当権」を抹消する手続きが必要ですので、住宅ローンを借り入れている金融機関には必ず事前に相談しましょう。

売却活動中ほったらかし

仲介を依頼する不動産会社が決まったからと言って、後は何もしないで待つだけとはいきません。

不動産会社に任せっぱなし

全て丸投げにし売却活動の報告も受けないままだと、「囲い込み(購入の仲介手数料を取れる相手だけに売却物件の紹介をする)」をされて早期の売却機会を逃してしまうようなことも。

担当者とこまめに連絡を取ったり、レインズに登録されているのでれば掲載内容を確認したり、ポータルサイトに掲載があるのなら写真や見出しをチェックしたり。

不動産仲介会社と”一緒に”売却活動をしているという意識が大切です。

内見時も生活そのまま

購入希望者が実際に家を見に来ることを「内見」や「内覧」と言います。購入希望者にとっては、やはり生活そのままの雑然とした家よりも、きちんと片付いた家の方が好印象を持てます。

一方、「部屋は片付いていないし受け答えもいい加減だし」と、購入希望者に不信感を抱かせてしまうと価格交渉にも悪影響を及ぼしかねません。

良かれと思って逆効果

家を売るために良いことだと思ってやったことが、逆効果になる場合があります。

不利な情報を伝えない

売却する家を良く見せようと不利な情報を伝えないのは絶対にダメです。

家を売る時には「契約不適合責任」というものがあり、契約時に伝えていた内容と異なる場合には買主は損害賠償や代金減額等が請求できるのです。

ですから、売ろうとする家については「雨漏りしたことがある」「境界のことで隣地ともめている」など、不利と思える情報も全て包み隠さず報告しなければなりません。

勝手にリフォーム

古い家だからと勝手に解体したりリフォームしたりというのは、ちょっと待ってください。

工事費用と売却価格との損得もありますし、購入希望者の中には「自分好みにリフォームしたい」と考えている人もいるからです。

築年数の経過した家を売る場合でも、自分の判断で解体やリフォームを行わず、不動産会社に相談することをおすすめします。

まとめ

不動産を売ろうとするときは、相場や媒介契約について知っておきましょう。

複数の不動産会社に査定依頼をし査定価格だけで仲介会社を選ばないことが大切です。

住宅ローンの残っている家を売る場合には借り入れている金融機関に相談が必要です。

売却活動は仲介会社に丸投げせず内見時には誠意のある対応を。

物件を良く見せようと不具合を隠したり勝手にリフォームしたりというのはNGです。

やってはダメな行為を避け、スムーズな不動産売却を行いましょう。

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