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  3. 住宅購入前の債務整理が審査に影響しないケースってあるの？


住宅購入前の債務整理は、住宅ローンの審査に影響するのでしょうか？また、債務整理をしていても住宅購入がOKというケースは存在するのでしょうか？

 

マイホームを購入するにあたり、このような疑問は尽きません。

 

ここでは「住宅購入前に債務整理をしていても大丈夫？」というテーマを中心に、住宅購入と債務整理の関係性を解説します。

 

※債務整理：借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることにより、借金のある生活から解放されるための手続のこと

 

債務整理をしていても住宅ローンの審査に「影響が出ない」ケースとは？

マイホーム購入ともなると、やはり賃貸の入居審査とは少し勝手が変わってくるもの。

特に住宅ローンを利用する場合には、事前審査と本審査、２段階の審査に通過する必要があります。

 

過去に債務整理をしたことがある・あるいは、現在債務整理をしている最中だという場合、住宅ローンの審査にどのような影響が出るのでしょうか。

 

残念ながらほとんどの場合、住宅購入前に債務整理をしていると住宅ローン審査に通りません。

 

しかし、実はあまり知られてはいませんが

 

住宅ローンの審査に債務整理が影響しないケースも存在します。

 

それが

 

「債務整理の完済後、10年以上が経過している」

 

というケースです。

 

債務整理で完済後10年以上なら、ほぼ住宅購入に影響なし！

 

債務整理は、その度合い別に

 

・任意整理

・個人再生

・自己破産

 

という、三つの選択肢があります。

 

なお、自己破産が一番重い債務整理の方法です。

 

いずれも借金を大きく減額できる方法ですが、債務整理は金融事故の一種であることから、信用情報として記録されます。

 

審査の際にこの記録が残っていると、住宅ローンの審査には通過できません。

 

ただし、例外があります。

 

それが

 

「債務整理後、借金を完済して10年以上経過している場合」

 

です。

 

原則として債務整理を行った場合、どのタイプの債務整理でも完済から10年以上経過すれば、事故情報そのものが消滅します。

 

つまり、信用情報がまっさらな状態に生まれ変わるということです。

 

もちろん、この状態では住宅ローンの審査に通した時にデータ上は

 

「今までにたったの1度もクレジットカードやローンを使ったことがない人」

 

に見えますので、住宅ローン審査担当者の目には不自然に映ることがあります。

 

つまり年齢との兼ね合いによって「（この年齢まで契約が１つも無いことは考えにくいので）自己破産などで一度、個人信用情報がリセットされているのではないか？」と疑われるという訳です。

 

そのため、住宅購入前に何らかの形でクレジットカードの利用実績などを新しく作っておく必要はあります。

 

債務整理中の住宅購入は赤信号、ただし例外も

では、債務整理中に住宅ローンで住宅購入をすることは可能でしょうか？

 

結論からいくと、ほぼ不可能です。

 

債務整理中でまだ完済していない状況と同様に現時点で借り入れがあり、さらにその返済が一定期間以上滞っているというデータが出ている場合も、どこの住宅ローンに申し込んでも審査通過はできません。

 

ただし、債務整理を行い完済したものの10年が経過していない、という場合については住宅購入OKというケースもゼロではありません。

 

考えられるケースとしては、下記の条件をすべて満たしているというケースなどが挙げられます。

 

・過去に実行した債務整理が任意整理

・完済してから5年以上10年未満

・全国銀行協会の信用情報に傷がない

・今回の住宅ローン申し込み先が、 過去に任意整理を行った銀行グループではない

 

これらの条件を全て満たしている場合は、完済10年未満ではあるものの信用情報から事故情報などが消えている可能性があります。

 

なお4つ目の条件については、過去に任意整理を行った銀行グループは個人信用情報機関と違い、半永久的にその情報が残るという事情を考慮したものです。

 

◎◎銀行カードローンなどの肩書きがついているカードローンなどは銀行系列のカードローンとなりますので、過去にその消費者金融に対して債務整理を行っている場合、その銀行に住宅ローンを申し込んだとしても審査にはほとんど通過できません。

 

住宅購入を視野に入れるなら、信用情報は大切に

もちろん、債務整理という履歴がある以外にも過去のカードローンやキャッシングの支払い遅れや、うっかりミスによる携帯の分割代金の支払い遅延なども住宅ローンの審査の妨げになることがあります。

 

学生時代の奨学金の返済なども返済遅れがあると「事故情報」として掲載されるケースがありますので要注意です。

 

とにかく住宅購入前の数年間は、信用情報を大切にして生活するようにしたいところです。

 

まとめ

このように、住宅購入前には債務整理や個人信用情報などの兼ね合いをきちんと理解しておく必要があります。

 

それでも心配な場合や「プロの意見を聞きたい」という場合には、ハウスフリーダムの住宅ローン相談会に参加してみませんか？

 

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