一戸建てを建てるときに要注意!施工不良の発生

建築中の建物の画像です

工事中に確認しなければわからない施工不良とは

一戸建てを建てたときに施工不良でトラブルが発生することがしばしばあります。

引き渡しのときには打ち合わせした通りに建築できているかどうかを細かくチェックすることになりますが、それでも見落としがあって住み始めてから気づいてしまうということも。

しかし、注意しなければならないのが、建築が終わった時点では素人目にはほぼ確認できなくなってしまっている部分も多いということです。

工事中によく確認しておかないと、施工不良があるかどうかがわからなくなってしまうということを認識しておく必要があります。

 

まず、住宅の基礎については既に見えなくなってしまっているので竣工後には確認できません。また、建物の躯体についても工事中には見ることができるものの、最終的には壁などが張られてしまうので目視で確認することは不可能です。

さらに外装材などの状態も塗装によって確認するのが困難であり、防水性や気密性、断熱性の高さの懸念が生まれます。

このような項目は工事中に十分にチェックしておきましょう。

 

施工途中でしかわからない不具合は致命傷が多い

工事中にしか確認できない施工不良が要注意なのは、わずかなミスがあっただけで致命的なトラブルが起こりやすいからです。

最もわかりやすいのが基礎工事が十分にできていなかったという場合。ボルトがしっかりと本来あるべき形で留められていなかったために軽い地震で建物が傾いてしまうといったトラブルも起こり得ます。場合によっては大雨や台風のときなどに地盤沈下が起こるリスクもあるでしょう。

また、躯体工事の不良についても起こり得るトラブルは予測しやすく、耐震性が低いと弱い地震で簡単に建物が崩れてしまう危険が生じます。防水性が低いと雨漏りを起こしやすくなり、屋内にまで水が浸透してこなかったとしても建材が湿ってしまうことで劣化が早くなり、住宅の寿命が短くなってしまうことは否めません。

気密性や断熱性については致命傷となることはなくとも、住宅環境を本来あるべき状況よりも劣悪なものとしてしまうことになります。特に断熱工事を別途で費用をかけて依頼しているようなケースでは契約違反とも言える状況になってしまうのです。

 

工事中の施工不良への対策方法

一戸建ての工事中に起こり得る施工不良の対策は、安心できる住まいを手に入れる上で欠かせません。少し建築について知識がある人なら、定期的に建築現場に通ってミスがないかを確認するのが良い方法です。

現場では工務店やハウスメーカーなどの責任者が監督を行い、ミスが起こらないようにチェックをしています。しかし、それでも全体の施工管理を行っていると細かい場所の見落としをしてしまうことは否定できません。

そのバックアップをするために自ら確認に行くというのは費用があまりかからない点でもメリットがある方法です。

もっと確実にミスをなくしたいと考えたら第三者の専門機関に依頼して現場の確認をしてもらう方法もあります。住宅診断などを行っている専門業者に依頼すると正しく施工が行われていて、施工不良の部分がないかどうかを適宜確認してもらうことが可能です。

また、建築完了後に住宅診断をしてもらうこともでき、専門家の視点から基礎や躯体などにもミスがないかどうかの審査を行ってくれるので安心できます。

早期に発見した方が改善してもらいやすいので、できるだけ早めに専門家に確認してもらうようにしましょう。

 

アフターサポートも確認することが大切

どれだけ周到な形で現場の確認を行っていたとしてもミスが重なれば施工不良は発生してしまいます。注意点がわかっていてもヒューマンエラーは起こり得ると考えて、万が一の事態があったときのアフターサポートがどのようになっているかを確認することも大切です。

基本的には工務店やハウスメーカーなどは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に従って、引き渡しを受けてから10年間『瑕疵担保責任』を負わなければなりません。隠れた瑕疵があったときには無料で修繕してもらえるだけでなく、場合によっては損害賠償を請求することもできます。

その際の手続きが簡単に行えるかを確認すると共に、独自にカバーしているサポート内容についても明確にしておいてもらうのが重要です。見えないところで起こったミスが発覚するまでには何年もかかるのが一般的なので、長期的な保証がどの程度行われているのかを基準にして一戸建てを建ててもらう業者を選ぶのも良い考え方でしょう。

安心して住める住宅であることは最も重要です。施工不良の対策だけでなく、不具合があったときの対応についても念頭に置いておくことが肝心なのです。

 

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