2019年10月1日。あまりにも大きく日本の経済が動く日です。

消費増税スタート、自動車税の減税、スマートフォンの売買に関係する改正電気通信事業法の変化・・・そして、フラット35まで変わるのです。

この日、住宅ローンの選択肢でもあるフラット35に大きな変更があります。ここではフラット35の変更ポイントについてご紹介していきましょう。

住宅ローンの選択肢・フラット35とは?

そもそもフラット35、聞いたことはあるけれどもどのような仕組みなのかいまいちよく理解していない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでまず簡単に、フラット35について振り返っておきましょう。

フラット35は住宅ローンの一種です。そして読んで字の如く、最長で35年間という非常に長い期間に渡って金利がフラット、つまり変わらないというのが最大の特徴です。

フラット35は何と言っても固定金利でずっと返済が続いて行きますので、途中で相場の変動等により返済金額にずれが出るという心配もありませんし、繰り上げ返済の時にも手数料は不要という安心感があります。これが人気のポイントです。

また、フラット35には「フラット35S」・「フラット35リノベ」など様々なラインナップがあり、これによって ”住宅を買う” と一口に言っても様々考えられるシチュエーションに柔軟に対応してもらうことが可能となっています。

さらに住宅ローンなのにも関わらず保証人が不要で、返済中に万が一のことがあった際にも団体信用生命保険制度を利用することにより、その後の返済の心配がなくなります。

2019年10月1日からフラット35が変わる!

ここまでご紹介してきたようにフラット35は安心して暮らしを送っていく上で非常に有用な住宅ローン商品です。

このフラット35、2019年10月から変わります。

いくつか変更がありますがまず大きなものとして、マンションを新築で購入する際に支払わなければならないマンション修繕積立基金・マンション管理準備金といった費用について、従来のフラット35では融資の対象ではありませんでした。

しかし、この秋からフラット35でこういった諸費用の借入についてもOKとなったのです。

また、フラット35は現行ルールだと「住宅の建設や購入にかかる費用のうち、借入対象となる価額の上限」は1億円とされていました。しかし、この秋からこの制限についても撤廃となりました。

つまり1億円以上の物件でもフラット35を利用して購入することができるようになったというわけです。

そして融資率が9割を超える場合、9割を超えた部分の金利も年0.18%の引き下げとなります。

融資率とは?

ここで見慣れない言葉が出てきました。「融資率」です。

融資率は至って簡単な話で、住宅の建設や住宅の購入にかかるお金のうち、どれくらいフラット35でお金を借り入れているか?これが融資率となります。

極端な例ですが、仮に二千万円の住宅を購入する場合、フラット35で1,800万円以上借り入れしている場合は融資率が90%以上となります。

フラット50も変更点あり!

35のラインナップの一つであるフラット50。このフラット50についてもこの10月1日から変化があります。従来は6割までとされていた融資率の上限ですが、こちらが9割にまで引き上げとなります。

これにより物件購入の際にフラット50という選択肢を選びやすくなるといったメリットがあります。

そしてもう一つ変更があり、こちらは融資限度額についてです。

従来、フラット50の融資限度額は6,000万円でしたが、こちらも同様に8,000万円まで引き上げとなります。

地域活性化型フラット35にも嬉しい変更が

地域活性化型フラット35にも、嬉しい変更があります。

従来フラット35地域活性化型では取り扱いのなかった「防災対策」・「地方移住支援」についても利用が可能となりました。

これにより、防災対策が講じられた住宅への住み替えや地方移住においても金利が優遇されるというわけです。

(取り扱いの有無等については各地方公共団体にお問い合わせください。)

【フラット35】借り手に有利な変更が嬉しい!

このようにフラット35は、2019年の秋から制度について変更事項があります。

しかし、内容を確認してみるとこの変更事項のほとんどは借り手に有利なものとなっていることがわかります。

そのため今後住宅ローンを利用して物件を購入したり、新築の住宅を建設する際、従来よりも良い条件で・または負担が軽減されたローン契約を行うことが可能となります。

まとめ

住宅ローンや住宅の購入を検討する際には必ずと言っていいほど登場するキーワードがフラット35です。

それほどまでに安心感のある住宅ローン商品ですが、この秋からさらに使いやすく、さらに自由に検討することができるようになりました。

まだ新しい選択肢ですので、住宅ローンの検討をされる際には、一度詳細の確認をしてみましょう。

住宅ローン相談会の画像です

難しくて分からない住宅ローンについて無料で相談してみよう♪ 来店予約で商品券プレゼント!

イエモア@あなたにおススメ

住まいの契約や購入時に、カードローン利用状況は関係ある?

住宅ローン減税3年延長で消費増税分を実質0にすることを検討

夫婦仲良く一緒に返済☆共働き夫婦の住宅ローンとは

大阪・福岡の不動産を探す

  • 一般公開物件828
  • 会員限定公開物件476
  • 来店限定物件4,355