秋にやっておきたい!住まいのお手入れとお掃除7選

夏から秋へ季節も入れ替わり、真夏の強い紫外線でダメージを受けたお肌のお手入れや、夏に疲れた体のメンテナンス、冬に備えての体調管理など、皆さん気にされている頃だとおもいます。

 

実は、これって住まいにも当てはまることなんですよ。

 

前回は秋と文化についてお伝えしましたが、

今回は、秋にやっておきたい住まいのお手入れやお掃除についてご紹介します。

 

 

秋のお手入れ①フローリング

夏の間は素足で歩くことが多くウッドデッキや庭への出入りも増え、どうしてもフローリングが汚れがちになってしまします。

秋には汚れたフローリングをきれいに掃除して、きちんとお手入れしてあげましょう。

フローリングには大きく分けて2種類があります。

1つは、一枚の板材をそのまま床材に加工した「無垢フローリング」で、多くの場合天然のオイルを薄く塗る「オイル仕上げ」が施されます。

2つ目は、何種類かの薄い板材を重ねて接着した「合板フローリング」で、ポリウレタン樹脂で表面に塗膜をつくる「ウレタン塗装仕上げ」が多くなっています。

 

普段のお手入れですが、

無垢フリーリングでオイル仕上げが施された床は、水分が大敵!水拭き掃除はシミの原因になります。

乾いたモップやドライシート付きフローリングワイパーで表面のホコリや髪の毛を取る程度の掃除で十分です。

皮脂のべたつきが気になるときは、ウェットタイプのフローリング用ワイパーでサッと拭き取るようにしましょう。

 

合板フローリングでウレタン塗装が施された床は、住宅用の洗剤で拭き掃除をすることも出来ますが、板の継ぎ目などから水がしみ込むと化粧板が反ったりはがれやすくなるため、よく絞った雑巾で行いましょう。

 

そして、今の時期にやっておきたいお手入れはワックスがけ。

 

秋と春など半年に一度くらいワックスがけをしておくと、汚れや傷がつきにくくなります。

住居用洗剤などで汚れや油分をよく掃除してから塗りましょう。

汚れを落とし床が完全に乾いたら、フローリング用樹脂系ワックスをモップか雑巾につけて塗布します。

この時、塗ったあとを踏まないよう、部屋の奥から出口に向かって進むのがコツですよ。

窓を開けて30分~1時間おき、ワックスが完全に乾くのを待ちます。

そのあと、日のよく当たる窓際や、水に濡れやすい場所、よく歩く部分などを丁寧に二度塗りしましょう。

また何年かに一度、除去剤を使って塗り重ねたワックスを剥がしてから塗り直すと、よりキレイに保つことが出来ますよ。

 

秋のカラッとした気候はフローリングのお手入れに最適です。

 

秋のお手入れ②バルコニー・ベランダ

秋は台風シーズンです。

床にたまった落ち葉やゴミなどが雨で一気に流されると、排水溝や雨樋が詰まる原因になります。

コーナーまできちんと掃除し、排水溝もカバーを外して、中の落ち葉やゴミをきれいに取り除いておきましょう。

 

雨どいの落とし口のあたりは特にゴミが集まりやすいので注意!こまめに掃除してください。

土などがこびりついていると水の流れが悪くなり、更にごみが溜まりやすくなってしまいます。

 

バルコニーの床パネルの下にも、ガーデニングの土などが意外と落ちてしまっているものです。

パネルはジョイント式で簡単に外せるものが多いので、掃除機で吸い取るか、デッキブラシで洗い流すなどして掃除しましょう。

 

砂などを掃除機で吸い取ると、痛んだり故障しないか心配という人もいますよね。

そんな時は、掃除機の先に古いストッキングを20~30㎝位にカットしたものを先を余らせるようにかぶせ、ビニールテープなどでしっかりと固定してから吸い取ると、ストッキングの中に大きな砂やゴミが溜まり、外してそのまま捨てることができますよ。

 

秋は木の葉の舞う季節です。

戸建て住宅にお住まいの場合は屋外排水や外溝の掃除もこまめに行いましょう。

 

秋のお手入れ③建具

秋も深まり木枯らしが吹き始めると、ちょっとした隙間風も気になりますよね。

ドアや障子のお手入れをして、隙間風を防ぎましょう。

ある程度の隙間ならシールや毛の付いたテープなどのグッズを利用するといいですよ。

また、夏場は2階の雨戸を閉めないという人も多いので、秋には雨戸を一度戸袋から出して、きちんと閉まるか確認しておきましょう。

雨戸が傾いていたら、戸車上部のネジで高さを調整することができます。

開閉がスムーズに行えるように、レールを掃除することも大切ですね。

掃除機でほこりや砂を吸い取ったり、ぬれ雑巾で拭き取りましょう。

ペットボトルの先にブラシを取り付け、水を流しながらこする便利グッズも100円ショップなどで手に入りますよ。

 

汚れを取り除いた後は、上下のレールや戸袋入口などに潤滑剤を吹き付けておくと、滑りがよくなります。

 

網戸も同様にお手入れしましょう。

ガタガタと緩んだままにしておくと、ちょっとした弾みで外れて外へ落ちてしまったり、秋の台風で飛んでしまったりする危険があります。

 

年末の大掃除で、雨戸や網戸の掃除をしている人もよく見かけますが、

真冬の寒い時期に外で行うのは辛いもの。

気候の良い秋に早めにお手入れをしておくのがいいですね。

 

 

秋のお手入れ④エアコン

秋になり、そろそろエアコンの出番も少なくなった頃ではないでしょうか。

フィルターにホコリがたまると、冷暖房効率が落ちて電気のムダ使いに。

また、ダニ・カビの温床になったり、悪臭のもとになったりもします。

エアコンの風と一緒に吹き出されるダニやカビがぜんそくの原因になるとも言われていますよね。

ですから、シーズン中でも、2週間に一度はフィルター掃除をしましょう。

 

普段のお手入れでは、フィルターのホコリを掃除機で吸い取る程度で十分ですが、

シーズン終わりの秋には水洗いすることをおススメします。

 

中性洗剤を溶かしたぬるま湯をスポンジに付けて、フィルターを傷めないように優しく丁寧に洗って下さい。

最後に洗剤をきれいに洗い流し、日陰でしっかりと乾かします。

 

本体のアルミフィンのお手入れも大事。

アルミファンに付いたホコリは、ブラシで優しくかきだしながら掃除機をかけると取り除くことができますよ。

なかなかキレイに掃除できない場合は、エアゾールタイプの洗浄剤も市販されていますので試してみて下さい。

洗浄後は、30分~1時間程度「送風」運転にして、内部を完全に乾かすことが大事。

せっかく掃除しても、内部が湿っているとまたカビが発生してしまう原因になるからです。

そのためにも、湿気の少ない秋晴れの日にお手入れをしましょう。

 

 

秋のお手入れ⑤衣替え

多くの学校や企業は10月から秋の衣替えの準備期間に入ります。

一度に全部入れ替えてしまうと、急な気温の変化に対応できないことがあるので、

まずは真夏の衣類から始めましょう。

 

夏場の衣類を収納する時に大事なのはキチンと汚れを落とすこと。

普通に洗濯して一見キレイそうな衣類でも、次のシーズンに着ようとすると黄ばんでいたり、嫌な臭いがしたりってことってありませんか?

これは多くの場合、落とし切れていない皮脂が原因なんです。

この皮脂が酸化することによって、黄ばみが発生します。

 

「油汚れ」と言えば?

そう。台所用洗剤!

 

皮脂(油)は台所用洗剤でキレイに落とすことができるんです。

襟や脇、袖口などの皮脂が付きやすいところに台所用洗剤を塗って下洗いをしましょう。

この時40度くらいの温水を使用すると、更に効果的です。

その後はいつも通りのお洗濯をして下さい。

 

ちゃんとお手入れをしてからしまえば、次のシーズンにも気持ちよく着ることができますよ。

 

衣装ケースに畳んで衣類を収納する場合は、重ねずに立てて並べましょう。

どこに何が入っているか、一目でわかりますよ。

 

防虫剤の成分は上から下へと広がるので、間に挟み込むのではなく衣類の一番上に置いて下さい。

 

今シーズン着なかった衣類を思い切って処分するにも、衣替えは良い機会ですよね。

 

湿度の低い、気持ちの良い秋の日に衣替えをして、

衣類も気持ちもスッキリとさせましょう!

 

秋のお手入れ⑥虫干し

最近あまり耳にしなくなた「虫干し」ですが、

着物や書籍に日を当てたり、風を通したりするだけでなく、家の中に風を通してあげることも、立派な虫干しです。

 

虫干しで、家全体のお手入れをしましょう。

 

秋晴れの時期は虫干しに最適。

出来れば、二日以上晴れの続いた乾燥した日、
湿気の多くなる朝と夕方を避けて、10時ごろから14時ぐらいまでに行いましょう。

 

家中の窓をすべて開け放し、まずは家の中によく風を通します。 
そして押し入れ、クローゼット、タンスの引き出し、流し台の下などの収納の扉をすべて開けて風を通しましょう。

これだけで、気持ちの良い収納環境が保てますよ。

 

 

秋のお手入れ⑦外壁

気候の良いこの時期は、普段後回しにしがちな外壁のお手入れをするのにも向いています。

ホコリ・コケ・カビなどが付着していないか、塗装の変色・劣化、ひび割れが無いかチェックしてみましょう。

 

外壁にコケやカビなどが付いたままだと、防水性能が落ちてしまいます。

ホースなどで水をかけながら、やわらかいブラシやスポンジでお掃除しましょう。

汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤をぬるま湯に溶かしたものをブラシに付けてこすります。

最後に洗剤成分をしっかり洗い流しておくことをお忘れなく!

 

毎日紫外線を浴び続け、雨風にさらされている外壁はどうしても変色したり、剥がれたりしてきます。

外壁の塗装をするには「気温が5℃以下と湿度が80%以上の時は避ける」という条件があるので、塗りなおしをお考えなら真冬になる前のお手入れをおススメします。

 

また、ひび割れがあるとそこから雨水が侵入して、建物の構造体の腐食にもつながります。

大切なマイホームに長く住むためにもしっかりチェックして、適切なお手入れを行いましょう。

 

 

まとめ

夏の暑さも一段落して、カラッと気持ちの良いこの季節。

秋は住まいのお手入れに最適なシーズンです。

窓を開けて爽やかな風を取り込みながら、

ぜひこの時期に、体と一緒に住まいのお手入れも行って見て下さい。

 

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